統合失調症とはどんな病気なの?
統合失調症とは
先日、統合失調症の方を電車で見かけました。一人でぶつぶつと独り言を言っていたのではたから見れば奇妙な光景でしたが、隣に座っていた男子高校生がキチガイダと差別用語を連発していてなんだか嫌な気持ちになりました。
ですが統合失調症は100人に一人がかかると言われる病気。決して少なくありません。
では、統合失調症とは具体的にどんな病気なのでしょうか、見ていきましょう。
●前兆期
本格的な症状が現れる前にまずは前兆があります。感情が不安定になり、不安な気持ちが増したり、眠れなくなります。些細な物音が怖かったり光に敏感になったりします。落ち着きがなくなりどこにいてもリラックスできません。ですがこの段階では本人に自覚はなく、周囲も全く気付かないようです。
●急性期
前兆期にあった不安感が一気に強まり、何をするにもビクビクします。物音や光にも敏感で、私はどこかの国のスパイから狙われている、ストーカー被害にあっているなどありもしない事を妄想します。パソコンが特殊な電磁波でコントロールされていて四六時中狙われている、頭の中の考えが周囲の人々に抜き取られている、など被害妄想におびえます。
それとともに幻覚や幻聴が現れます。知らない女の人が家に来たり、虫が部屋中飛び回るような幻覚や、死ね、お前なんか人間のクズだ、と言ったネガティブな幻聴になやまされます。また幻聴と自ら話しをする人もいます。それがぶつぶつ独り言を言っているようにみえます。
不思議なことに統合失調症の患者さんには自分が病気だという自覚がありません。なので本気で世界征服を企む組織に狙われているという妄想を信じています。
●休息期
急性期の妄想、幻聴、幻覚がおさまりますが、かわりに意識の鈍化が見られます。何事にもやる気がなくなり、無気力になってしまいます。感情が乏しくなるため嬉しい悲しい辛いなど何も感じなくなります。毎日ずっと寝ていたり引きこもり状態になりますが、ちょっとした刺激で急性期に逆戻りしがちです。
●回復期
妄想や幻覚などの症状がおさまり、倦怠感からも回復して少しずつ動けるようになってきます。ただ、この段階で完全に治ったと勘違いし医師の指示のないまま自己判断で薬をやめてしまうとまた病気がぶり返ししかも以前より酷くなってしまうため注意が必要です。
以上統合失調症の4つのステージでした。
現代では統合失調症のための薬の進歩が目覚ましく、病気を抱えていても自立している人がたくさんいます。
統合失調症になってしまったらまずは最寄りの精神科を受診し適切な治療を受けましょう。
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