100人に一人。双極性障害の症状とは
双極性障害とはいわゆる躁うつ病のことで、気分が異常にハイになる時と気分が異常にブルーになる時を繰り返します。
20代から30代での発症が多いと言われていますが本人に病識がないこともあり、ほおっておくと社会的信用を失いかねません。
では双極性障害の事例をご紹介します。
20代のAさんはもともと明るく落ち着いた性格でしたが会社に入社してからむやみにテンションが上がる事が多くなりました。
仕事をバリバリこなすまでは良かったのですが、雰囲気を無視して周りの人にペラペラ話しかけていたため不思議がられてしまいました。気分が高揚し、自分はなんでもできると思い込み無理な仕事も沢山引き受けていましたが、全てをこなすことができず、会社での信頼は落ちていきました。
また、ちょっとした事で注意や叱責をうけると興奮して怒り出し、周りの人に当てつけのような行動をとりました。
Aさんは会社でストレスがたまり、今度は買い物にはまるようになりました。身の丈にそぐわない高いブランドの品物を大量に買い、クレジットカードで支払います。カードの支払いはそのうち自分が必ず出世して給料が上がるから大丈夫だと自信満々で、少しの不安もありません。
眠らない日が続きますが相変わらず元気いっぱいで楽しい気分が続きました。
ところが、だんだんと高揚感が治まってくると今度は鬱の時期に入ります。
何をやっても楽しくなく、会社に行が無ければならないのに朝だるくて布団から出られず欠勤が続きました。憂鬱な気分とともに、頭痛や腹痛に襲われて、自分はダメな人間だ、生きているのがつらい、死にたいという思いが頭をよぎります。
Aさんは結局会社を退職してしまいました。
その後も鬱状態は続き、眠れなく食欲もなく、涙を流すことがふえました。
昔買ったブランドの商品の支払いがクレジットカード会社から届きますがAさんは動くことすらできませんでした。
その後精神科を受診したところ、双極性障害だと診断されお薬を処方されて、鬱の気分は治まってきましたが、また以前のような高揚感がはじまり、自分がやめた会社への怒りとともに元気がむくむくと湧いてきました。そして元気になったので精神科への通院をやめてしまいました。
双極性障害はこのように躁状態と鬱状態が繰り返されます。一見活動的で良いと思われる躁状態ですが、脳が興奮しているにすぎず、治療が必要なのはかわりありません。
酷い場合は自殺に至ってしまうこともあり、精神科での丁寧な治療はずっと必要です。
異常なハイテンションや鬱が続く場合にはみなさんも注意するようにしましょう。
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